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家づくり研究室

【間取り】家族が集う場所を快適に。LDK、間取りの考え方

こんにちは。私の名はティール教授。当研究室へようこそ。今日も私の研究課題である家づくりについて話していきましょう。

LDKは、家族が集まって食事を楽しんだりテレビをみたりお酒を飲んだりする、生活の中心となる空間。過ごす時間が長くなる場所ですから、LDKの間取りが生活の満足度に直結するといってもいいほどです。



間取りを考えるうえで大切なのは、なにを重視するのか、ということ。家族とのだんらん、家事のしやすさ、開放感・・・間取りをプランニングするうえで大切な要素はたくさんありますが、まずは優先順位を決めること。居心地を重視しすぎると家事がしにくくなることがありますし、家事動線にとらわれすぎるとくつろぎの質が低下してしまう場合も。注意したいポイントを押さえながら、心地よい家づくりをするためのLDKの間取りプランについて考えてみましょう。



[目次]

1. 家族をいつも近くに感じられる「LDK型」

2. 気兼ねなくくつろげる「K+LD型」

3. リビングに生活感を見せない「K+L+D型」

4. ダイニング×キッチンの間取り

5. ダイニング×リビングの間取り

6. 家のいちばん良い場所にLDKを

家族をいつも近くに感じられる「LDK型」

間仕切りのないひとつながりのLDKは、小さなお家でも開放感を得られますし、家族とコミュニケーションもとりやすくなります。例えば、ダイニングテーブルで宿題をするお子さんを見守りながら、お母さんは料理や洗い物を。できあがった料理は、そのまま食卓へ。



家族みんなで食事をしたら、リビングでテレビを観るお子さん、ダイニングでゆっくりお酒を飲むお父さん、キッチンで片付けをするお母さん・・・と、各々の場所がありながら、一つの空間にいる安心感が得られます。

できあがった料理は、そのまま食卓へ。家族みんなで食事をしたら、リビングでテレビを観るお子さん、ダイニングでゆっくりお酒を飲むお父さん、キッチンで片付けをするお母さん・・・と、各々の場所がありながら、一つの空間にいる安心感が得られます。



ただ、間仕切りがないので調理のにおいや煙がダイニングやリビング側まで広がりやすいため、換気が大切になるでしょう。対面キッチンの場合は、油はねにも注意が必要です。

気兼ねなくくつろげる「K+LD型」

リビング・ダイニングからキッチンだけを独立させるタイプのLDKです。料理をする人は集中して作業ができ、調理時のにおいの広がりや油はねの心配もありません。また、リビングにいる人は、調理の音でテレビの音が聞こえない、ということがなく、ゆったりとくつろげます。



完全に仕切ってしまうと配膳に手間がかかるというデメリットが生まれるため、腰壁や下がり壁で仕切りをつくり「セミオープン」にするという選択肢もあります。これなら、リビングやダイニングとのゆるやかなつながり感が生まれ、会話も楽しみながら調理が可能。完全に一体化しているよりは、調理時のにおいや煙の広がり、油はねも気にならなくなるでしょう。



リビングに生活感を見せない「K+L+D型」

リビング、ダイニング、キッチンを全て分離させるタイプのLDKです。空間が狭いと仕切りによる圧迫感が出てしまうため、広いお家に適しています。リビングからはキッチンやダイニングが見えないので、生活感を感じさせないリラックス空間に。物音に邪魔されることなく、ゆっくり映画を観たり音楽を聴いたりできますし、来客時にも落ち着いて話ができます。



空間が仕切られているので、調理時のにおいや油はねも気になりません。しかし、配膳するには少し不便。壁とドアではなく、引き戸で仕切るようにして普段はオープンにしておけば、配膳が楽になり、LDK型のメリットも感じられます。ガラス戸ならば、圧迫感も抑えることができますね。



ダイニング×キッチンの間取り

ダイニングとキッチンの配置は、各スペースの使い勝手だけでなく、リビングでの居心地にも関わります。キッチンとダイニングのつながり方も意識して間取りを考えましょう。

ダイニングとキッチンの間取りは、大きく分けて3種類あります。



・独立タイプ

キッチンとダイニングが仕切られ、各スペースが独立しています。キッチンでは料理に集中できますしダイニングに、においや煙が広がる心配もありません。また、料理する場所がダイニングから見えづらいので、キッチンの片付けに気を使わなくても良いメリットもあります。ただ、配膳の利便性は少し低下してしまいます。



・対面タイプ

キッチンとダイニングの間に仕切りがなく、向かい合ってコミュニケーションがとれます。キッチンにいるお母さんが料理をしながら、ダイニングにいるお子さんと会話もできますね。

ダイニングからキッチンの作業場が見えるため、片付けには気を使うかもしれませんが、気になる場合は、カウンターをシンクより高くして、手元を隠すとよいでしょう。



・アイランドタイプ

アイランドタイプは、キッチンとダイニングがひとつながりになった空間に、島のようにキッチンカウンターを配置したもの。開放感があり、調理中もコミュニケーションがとりやすくなります。また、キッチンを壁に設置していないので回遊性があり、配膳などの家事動線がスムーズ。ただ、調理のにおいや音はそのままダイニングに広がります。キッチンカウンターが目につきやすいので、片付けをしないと生活感が見えてしまう点にもご注意を。



また、キッチンの形によっても、ダイニングとの関係性が変わります。

動線が短く、料理の際の効率も良く無駄がない「I型」、動線は短くなりますがコーナーがデッドスペースになりがちな「L型」、家族みんなで料理はしやすいですが、広いスペースが必要な「アイランド型」、作業スペースが大きく動線も短いですが、やはり十分なスペースが必要な「U型」。



キッチンで調理し、出来上がった料理をダイニングへすばやく配膳できるようにしながら、調理動線と食事のときの家族との関わり方を考えて、理想的な組み合わせを探してみましょう。



ダイニング×リビングの間取り

ダイニングは食事をする場所という明確な目的があり、キッチンとのつながりも強いので、生活感が出やすい空間です。一方、リビングは、来客の際など生活感を感じさせない方がよいでしょう。



ひとつのまとまりとして考えがちなダイニングとリビングですが、空間の境界線があいまいになると、ダイニングの生活動線がスムーズではなくなったり、リビングから生活感が見えすぎてゆったりくつろぐ場所がなくなってしまうかもしれません。変化をもたせ、各々の目的をはっきりさせておくことをおすすめします。



・空間に変化をつける

吹き抜けを設けたり、天井の高さを変えたり、床に段差をつけたりすることで、空間に変化が生まれます。



・雰囲気を変える

壁紙や天井の色のテイストを違うものにしたり、床材の種類を変えたりして、雰囲気に違いを出す方法です。開放感を損なわずに空間の役割を感じさせることができます。



・引き戸で仕切る

壁で仕切らなくても、開閉のできる引き戸なら、シーンに合わせて空間をオープンにしたり仕切ったりと使い分けることができます。ガラス戸やフルオープンの引き戸にすれば圧迫感も感じません。



・家具に高低差をつける

ダイニングに高さのあるテーブルやチェアを、リビングには背の低いカフェテーブルやソファを置いて、家具の高さに変化をつけることで視覚的に空間を区別できます。



家のいちばん良い場所にLDKを

居心地の良い空間を作るには、間取りだけでなく、採光や通風も大切です。庭に面した場所や日当たりの良い場所にLDKを配置することで、くつろぎのスペースに。通りや隣家に面している場合は、窓の位置を工夫して、外からの視線を遮るようにするとよいでしょう。



LDKの間取りを考えることは、家づくりの中心となる大切なプロセス。ちょっとした工夫で、便利さとくつろぎの両方を叶えることはできます。住宅会社とじっくり相談しながら間取りプランを考え、思い描く快適な暮らしを実現させましょう。



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