サイディングのモスグリーンは奥さまの好み。ご主人さまと意見が分かれたが、「いずれ塗り替える際にご主人さま好みの色にされては?」と担当の楢崎が助け舟を出して決まった。
LDK中央の壁は、奥さまが撮り貯めた写真をモノクロプリントして飾るために濃い色のクロスを選んだ。化粧梁や床は、入居前にご主人さまがDIYで塗って思い通りの色に。リビングのテレビ側半分、柱からの半分、ダイニング、キッチンカウンターなど広々とした空間が広がっているので、大勢のお客さまが来ても思い思いの場所で過ごすことができる。
自転車も入る広々とした玄関は土間収納付き。玄関横の収納は、ハンガーパイプを取り付けて、普段使いの上着やお子さまの登園グッズなどが掛けられるようにした。
靴好きのご主人さまの希望で大容量の土間収納を備えた。家族みんなの靴のほか、キャンプ用品やベビーカーなどの大型の物もすっきり収まる。
LDKに入ると、正面に見える紺のアクセントクロスが引き締まった印象を与えてくれる。右側のクローゼットは、奥行きは浅めだが大容量。まだ小さなお子さまの着替え、書類や文房具など普段使いの細々した物が全てここに収まっている。
キッチンカウンター横の壁面は白いタイルを貼り、カウンター上はフルオープンに。キッチンに立ちながらもお客さまと歓談できる。キッチンと洗面脱衣室はつながっているので家事動線も抜群!
キッチンは長身のご夫婦に合わせて高さのあるものをチョイス。幅も広めなので対面に座って食事を摂ることもできる。床はモルタル風でクールなイメージにしつつ、クッションフロアなので汚れが拭き取りやすい。
階段を上がったホールの前にあるバルコニーは日当たり抜群。奥行きがあるのでたくさんの洗濯物も干すことができる。2階のホールには二つのクローゼットがあり、奥行きがあるのでお客さま用の布団もラクラク入る。奥の二つのドアを開けると、今はひと続きになっている子ども部屋が広がる。
現在は家族4人で使っている寝室。友人が泊まりに来ても寝られるように、あえてベッドを置かずに広々空間を保っている。
主寝室の奥に広がるウォークインクローゼットは4畳もの広さ。両脇に天棚とハンガーパイプが付いていて、たくさんの衣類も全て収まる。
外出から帰ってきて、玄関を通りそのまま手を洗いに直行できる洗面脱衣室。洗面ボウルはご夫婦の気に入った物の画像を、担当の楢崎が見せてもらい探し出し、それに合わせて棚を造作。正面のタイルの分量や棚板の色などご主人さまのこだわりがたくさん詰まったお気に入りの空間になった。
トイレ1階(写真左)はご主人さまの好みでワインレッドを基調に。2階(写真右)は奥さまの好みでタイル調の床に。まったく印象の違う空間に仕上がった。
長身のご夫婦たってのご希望で、お風呂も大きめのサイズをチョイス。ここでも濃紺がアクセントになっている。
1階の照明スイッチはすべてアメリカンスイッチにして見た目を重視。キッチンカウンターの壁面に付けたコンセントは、スマートフォンの充電や電気ポットなどいろいろなことに使えて、とても便利です(ご主人さま)
1階
2階
基本情報
延べ床面積:124.21㎡
建築価格帯:2000万円〜2500万円
工 法:木造在来軸組工法
工 期:3ヵ月~4ヵ月
土地選びから完成まで長い時間をかけた徳岡さまご夫婦。ご友人がフィックスホームで建てたことがきっかけで始めた家づくりは、完成までかれこれ3年~4年。土地選び、家の構造から資金計画まで、全てのことにていねいに相談にのってくれる姿勢には、本当に任せて良かったと思えるものがあったと言います。
「家をつくるから人とのつながりができるのではなく、人とのつながりがあるから家づくりができる、だから『家づくり➡人づくり』ではなく、『人づくり➡家づくり』だと感じています」とご主人さま。
ご夫婦が一番重視したのはリビング。ご夫婦ともにバスケットボールチームに所属していて、チームの仲間が集まることも多いと言います。「友人が集まってワイワイできる、集まったみんながくつろげるリビングにしたい」というのが希望でした。
その結果できたLDKの広さは何と28畳。構造上、どうしても必要な部屋の中央の壁は濃い色のクロスを貼り、写真を飾ったり時計を付けたりしてインテリアのアクセントになっています。
シンプルに見た目もすっきりと暮らすために、収納は多め。リビングの奥に設けたクローゼットタイプの収納棚は、子どもを中心とした家族みんなが使うもの、玄関ホールからリビングに入ってすぐの可動棚は、外出の際に必要なもの。2階も各部屋のクローゼットだけでなく、ホールに大容量のクローゼットを設けることで、いつでもすっきりとした生活が実現しています。
ご夫婦の好きなものは妥協せずにつくった家だからこそ、子育てを楽しみながらも夫婦2人の生活も大切にできる家になりました。
住宅コンサルタントの楢崎(後列右)、家づくりアシスタントの川尻(後列左)と徳岡さまご家族。「お二人の人柄があったからこそ、こだわりの家づくりができたと思っています」。(ご夫婦)