黒で統ーした外観は、1 階正面に貼ってある自然木の壁がアクセントに。整骨院の看板も、との外観に合わせてデザインしてもらった。
ご家族が集うリビングダイニングは、自然素材にとだわった明るく優しい雰囲気。照明もダウンライトで揃えてすっきりとした空聞に。南向きの大きな窓の枠は、外側は黒、内側は白となっていて、それぞれの壁と統ーした色合い。キッチン横の壁は構造上の補強として必要なものだが、来客中の目隠しにもなる。
ダイニングからの眺め。リビングにはピアノを置くため床の補強も。左の廊下にはパントリーを設置して日用品を収納、リビンクにはなるべく物を置かないよう工夫した。廊下の奥には寝室やウォークインクローゼット、浴室洗面などの水回りが。
キッチン向かいのダイニング奥にはカウンターを設置。お子さまが幼稚園から帰宅したときに自分で荷物を片付けられるよう、それぞれの引き出しとハンガーラックを。「小学生になったらここで宿題ができるといいな」と奥さま。
ご家族の寝室はフローリングの上に高床式のユニット畳を設置。その下には収納スペースもたっぷり完備してレジャー用品やオモチャなどを収納。
奥さまこだわりのL 字形キッチンは、作業スペースを広く確保するととができる。床は耐水性に優れたフローリングを選択。
壁や天井を白で揃えた洗面所。洗面台とは別に設置した木製のドレッサーは、身だしなみが気になり始めたお嬢さまのために。
家族でつくりあげた温もりある珪藻土の壁
私が昔アトピーで悩んでいたこともあり、家族で過ごす部屋は、肌に触れても優しい自然素材にしたいと思っていました。トイレ引き戸の壁内側を塗り忘れてしまいましたが(笑)、それも子どもたちの落書きスペースとして活躍しています。(奥さま)
清潔感にこだわったという整骨院の施術室は白で統。壁一面に設置した吊り戸棚の上部には、間接照明を設けて明るい空間に。天井は消臭や除菌効果もあるという塗料を選び、ご夫妻がローラーを使って自分たちで、仕上げた。
ゆったりとした待合室は明るい光が大きな窓から差し込む。正面天井近くにある横スリッ卜窓は、採光だけではなく風通しも考えてすべり出し窓に。
整骨院の受付。カウンターやデスク、可動式収納棚の高さなどは、「フィックスホームさんのアドバイスを聞きながら慎重に考えた」とご主人さま。
2階住居部分のバルコニーは1階のひさしの役割も果たす長さと広さに。外観や看板とのバランスを考え、軒天も黒で合わせている。
整骨院側から見た玄関。住居部分を区切る正面のハイドアは患者さんが間違わないようにするため。
住居の玄関ホールは、家族用玄関となるシューズクロークを壁とカーテンで目隠し。
1階
2階
基本情報
延べ床面積:113.44㎡
建築価格帯:2000万円~2500万円
工 法:木造在来軸組工法
工 期:3ヵ月~4ヵ月
落ち着いた黒色の外観が目を引く上田さまのお宅は、1階が整骨院、2階が住居スペースという店舗併用住宅です。フィックスホームとの出会いは、土地選びの勉強会にご夫妻で参加したことがきっかけでした。「私たちの希望や心配事を親身に聞いてくださる姿に心強さを感じました」とご主人さま。
整骨院も住居も「清潔感が出るように」と、内装は白とナチュラルな木調で揃えていますが、2階のリビングは特に自然素材にこだわっています。床は裸足で過ごしても気持ちがいいメープルの無垢材、リビングや廊下の壁は珪藻土を自分たちで塗りました。また、2階での生活音が響かないよう施術室の上にリビングが来ない設計にするなど、店舗併用住宅ならではの工夫をしました。
外勤だった以前の状況とは違い、親子で過ごす時間も増えたという上田さまご家族。「一日の仕事が終わると、タオルなどの片付けを手伝いに子どもが下に降りてきてくれることもあるんです」とご主人さまもうれしそうです。仕事場と住居が快適につながる、理想の家が完成しました。
フィックスホームの楢崎と上田さまご家族。「細かい要望ばかり出してしまいましたが、快く受け入れてくださって感謝しています」とご夫妻。