【ご相談内容】
家づくりを前向きに考えています。家を建てるなら、建築費用が少し高くなったとしても、出来るだけランニングコストの掛からない家を建てたいと考えています。一般的な性能の家とエコ住宅では、どのくらい光熱費に差が出るのでしょうか?
このご相談に、
チームフィックス広報部
RAS(ラス)父さんがお答えします!
住んでからのランニングコスト(主に光熱費)を低く抑えたい。このような声をよく聞きます。
光熱費を押さえる方法の中で、住宅の性能によって大きく抑えることができるのは、冷暖房費です。照明器具や家電商品を最新の省エネのものを選ぶことも大切ですが、それらの使い方(使う時間帯や安い電力会社を選ぶ)で抑えることも重要です。
今回は、住宅の性能によって大きく変わる光熱費について、実際の計算結果をご紹介しながら解説をしていきます。
下のグラフと計算結果は、フィックスホームが施工し、2018年11月と2019年1月に、栗東市目川地区で見学会を開催した、実在するエコ住宅の光熱費シミュレーションです。2019年3月末にお引渡しをさせていただき、現在ではオーナーさまに普段通りお暮しいただいております。
この光熱費シミュレーションは、国の一次消費エネルギー量を算出する計算ソフトの結果をもとに、光熱費へ換算したものです。ご覧の通り、平成28年に国が基準とした同等レベルだとした時のシミュレーションでは、年間の光熱費が275,184円なのに対し、フィックスホームのエコ住宅では、178,856円という結果になりました。これだけでも、年間96,328円の節約になっています。
尚、このシミュレーションソフトには、オール電化割引(目川の住宅はオール電化仕様です)が適用されていません。そこで、オーナーさまにご協力いただき、お引っ越しをされてからの実際の電気料金データをいただきました。
【2019年】
5月分 | 6月分 | 7月分 | 8月分 | 9月分 | 10月分 | 5月~10月の平均 |
11,124円 | 9,737円 | 9,399円 | 14,220円 | 14,562円 | 11,752円 | 11,799円 |
11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 11月~4月の平均 |
10,043円 | 12,443円 | 21,198円 | 18,742円 | 19,076円 | 16,728円 | 16,375円 |
年間の光熱費(電気代)の総合計は、169,024円でした。シミュレーション結果よりも更に約10,000円くらい節約できていることになります。
※フィックスホームのエコ住宅をお建てになったオーナーさまには、夏場の暑い時期には、24時間エアコンを回しっぱなしにしてくださいとお願いしています。その理由は、断熱性と気密性が高い分、エアコンをOFFにして室内が暑くなってしまうと、快適な室温に戻すまで余計なエネルギーが必要になるからです。
以上のシミュレーション結果から、一般的な住宅とエコ住宅の光熱費の差がおよそ見えてくると思います。光熱費の差は、年間で約10万円。30年で300万円。その差をどのように考えるのかは、皆さん次第。家づくりで大切にしたいこと、叶えたいこと、ご家族で優先したいことはさまざまです。どちらが正解とは一概に言えません。
しかし選択肢は2つです。
①ある程度の光熱費が掛かり、それをエネルギー会社へ支払うことを承知の上で、できるだけ初期コスト抑えた家を建て幸せに暮らす。
②初期コストは多めに掛かったとしても、省エネ・エコ住宅を建て、ランニングコストを抑え、省エネでありながら快適に暮らす。
皆さんなら、どちらを選びますか?
これからの住宅で必須の「3大要素」である「断熱性」、「気密性」、「耐震性」を兼ね備え、さらにそれぞれのご家族にあった予算内で家づくりを進めていける住宅会社を選ぶ。これが令和時代の家づくりのスタンダードになります。
予算の決め方は、将来を見据えたライフプランからの逆算で決めていきます。フィックスホームでは、ライフプラン作成も無料でお手伝いをしています。
これを機会に、エコ住宅について研究してみてはいかがでしょうか?
何かご不明な点がありましたら、遠慮なくご相談ください。