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購入してからお金の掛かる土地とは、どんな土地ですか?

土地購入後に掛る費用についてのご相談です

【ご相談内容】

土地購入から、家づくりをしたいと考えています。先日、近くの不動産屋さんへ土地の相談に行った時に、「土地価格が安くても買ってから、ものすごくお金の掛かる土地もある」と聞きました。その時は聞き流してしまったのですが、買ってからお金の掛かる土地って、どんな土地のことでしょうか?

このご相談に、

チームフィックス広報部

RAS(ラス)父さんがお答えします!

近年、優良な土地情報が少なくなり、わずかな優良物件に多くの方が集中するという現象が起こっています。


優良物件だとは分かっていても、購入の判断をする準備が整っておらず、タイミングを逃してしまった方は、土地選びを始めたばかりの頃の満足条件から妥協して購入していると聞きます。

中には価格に魅力を感じて、急ぐあまり、デメリットを深く理解しないまま土地を購入したことで、家を建てる時に、思わぬ大きな費用が掛かってしまい失敗したと後悔している方もいます。

そこで今回は、買ってから後悔しないために、土地購入後に費用の掛かる土地とは、どんな土地なのか?について、メリットとデメリットを交えながらチェックポイントを解説します。

1.上下水道管、ガス管などが敷地内に引き込まれているか?

購入した敷地内に、ライフラインである上下水道管やガス管が引き込まれていないと、土地購入後に買主の負担で、引込工事を行う必要があります。このような土地は、比較的、郊外の土地であるか、市街地であっても一度も建物が建築されたことのない土地(ガレージや田畑として使用されていた場合など)であることが多いです。

仮に見た目はキチンと整備されているように見えても、ライフラインが引き込まれていなければ、住宅を建てた時にキッチンもトイレも使えないということになりかねません。

引込工事費用は、道路に埋設されている上下水道管からの距離や深さによって変わりますが、数十万円以上になることも多く、痛い出費になるので要注意です。このような土地は、土地の価格が安く設定されていることも多いので、周辺相場から考えて、極端に土地価格が安い場合はチェックしてみてください。

2.隣地との高低差が大きい土地

隣地との高低差が大きい土地は、高い方の土地の所有者が、低い方の土地に対して崩れてしまわないように、土留めブロックや擁壁(ようへき:コンクリートの壁)をつくる必要があります。

また道路から敷地が高い場合は、駐車場を作るために大量の土を出して処分したり、家に入るために外部階段を多くしたりと、外構工事としても多くの費用が掛かる可能性があります。場合によっては、地盤改良工事や建築工事も、重機の吊り上げや建築資材の搬入に別途費用が掛かる場合も想定しておかなければなりません。

逆に購入した土地が、道路面より低い場合は、土を入れ道路との高さを合わせておかないと、車や人の出入りがしにくいばかりか、少しの雨でも敷地の水はけが悪くなることも。さらに大雨などの際には、大量の雨水が敷地内に流入して大変なことになるので、特に注意が必要です。


3.専用通路のある土地

専用通路のある土地とは、いわゆる旗竿地(道路に接する出入口部分が細い通路のような敷地形状になっていて、その奥に家の敷地が広がっている形状の土地のことを旗竿地といいます)です。

デメリットは、土地の周囲すべてが隣家に囲まれていることもあるため、土地の使い方には工夫が必要となります。また、隣家との距離や日当たり、通風、プライバシーなどの観点から制約を受けることも考えておかねばなりません。さらに車の駐車は、基本的に縦列駐車になるため、出し入れや、入れ替えの手間がかかることも想定しておく必要があります。

建築費用としては、道路から建物の距離が遠くなることから、敷地内上下水道管が、普通の敷地より長くなり、その分の費用がかさむことです。合わせて専用通路部分の幅員が狭いと、大型の工事車両が入れなかったり、建築資材の搬入が手運びとなることで、別途搬入費用の掛かる場あります。

旗竿地であっても、上手く工夫すれば、素敵な家づくりも可能です。フィックスホームの施工事例をチェックしてみてください。

旗竿地の施工事例を見る

4.メリットは何と言っても価格が安いこと

上下水道管やガス管が引き込まれていない土地、道路などとの高低差が大きな土地は、一般的には好まれません。そのため同じようなエリアにある他の土地に比べると、価格が安いという魅力があります。

加えて道路面から敷地が高い土地に建つ住宅は、道路からプライバシーを守れたり、採光が取りやすいというメリットもあります。土地購入は、あくまで家を建てるという目的ですから、メリットとデメリットをトータルで考え、メリットの方が多いと判断できるなら、購入も視野に入ってくるでしょう。


これを機会に、土地選びについて研究されるのはいかがでしょうか?

何か質問などありましたら、ご気軽にお問い合わせください。