まずは、一般的な4人家族が暮らす、平均的な間取りに組み込まれる部屋と面積を考えてみます。
玄関とホール/1.5坪(3帖):少なくとも2帖は必要になります。
LDK/8坪(16帖):4人家族であれば16帖~20帖くらいを希望されるご家族が多いです。
洗面室/1坪(2帖):最近は洗面と脱衣で1.5坪(3帖)を確保する方も増えています。
トイレ/1坪(1帖 ×2か所):1階と2階に設置する場合。1か所という選択も有り。
風呂/1坪(2帖):戸建てでは標準的なサイズです。
階段1坪(2帖):階段形状によっても異なりますが、基本的にはこのくらいは必要です。
寝室/3坪(6帖):ご夫婦がベッド置いてお休みになる最小サイズは6帖。
子ども室/6坪(5.3帖 ×2か所): 6帖の空間の中にクローゼットを設置するのがベスト。
2階ホール/1坪(2帖):各部屋への動線(廊下)。
収納:1.5坪(3帖):寝室にウォークインクローゼットを設置するならこのくらいは必要。
上記の面積を合計すると、25坪(50帖)になります。最近では、バルコニーは不要だとおっしゃるご家族が増えていますので、以前に比べると建築工事を行う面積(施工面積)としては、少しコンパクトになっているのかも知れません。
しかし、上記の他にもシューズクローや書斎を増やしたりしていくと、すぐに30坪を超えてしまうことになります。「30坪くらいの家で十分」とはおっしゃるものの、逆に考えると30坪以下に抑えようとすると、あまり自由度は高くありませんので、ご希望を実現できないことも増えてきます。
4人家族で暮らす間取りの理想的な面積は、やはり30坪~32坪(延床面積)くらいは欲しいところです。このくらいあれば、極端に広い部屋を作らない限り、ある程度の自由度がありますので、空間の変化やおしゃれさにこだわっても見栄えが良くなると思います。