みなさんこんにちは！

家づくりアドバイザーの林です。

以前ブログで紹介させて頂いた家づくりにおける屋根の形状に関して、大変ご好評をいただきました！みなさん、愛読いただいてありがとうございます。

そこで、今回は屋根シリーズ第２弾として、片流れ屋根を解説していきます！

片流れ屋根が増加している大きな要因は、見た目のオシャレさかと思います。１枚の屋根面から構成されるシンプルな片流れ屋根は、非常にモダンな見た目で人気を集めています。

特に最近では、建物をシンプルかつモダンな雰囲気にしたいとのご要望が増えています。このような建物に、片流れ屋根は非常にマッチしますね。

片流れ屋根も前回の切妻屋根と同様に構造がシンプルなため、建築コストを安く抑えることができます。屋根に接合面がなく、屋根板金などは必要ありません。また、雨どいも一方向に取り付けるだけでOKとなります。

また、新築同様にリフォームを考える場合も比較的安価なことから、非常に経済的な屋根形状と言えますね。

片流れ屋根の家は、屋根裏スペースを有効活用しやすいといえます。外壁に直接窓を設置できる構造となっているので、普通の部屋としても活用できる空間を確保することも可能です。

その他、天井を屋根面に合わせるように設定すれば、天井の高い開放的な空間も作り出すことができます。

アイデア次第で室内空間もオシャレにアレンジできる点も、片流れ屋根の人気の秘訣といえるでしょう。

片流れ屋根の代表的なデメリットとして、雨漏りが挙げられますが、これには理由があります。

屋根の頂上付近に落ちた雨水は、屋根の構造上外壁に向かって流れてしまい、屋根と外壁の接合部の処理が甘いと外壁と屋根との隙間から建物内に雨水が浸入し、塗装などが劣化していなくても雨漏りに発展してしまいます。

これが、片流れ屋根で発生する雨漏りにおいて、最も多いパターンなのです。

屋根が降りていない部分の外壁面は、非常に小さな軒しか付いておらず、中にはまったく軒のない片流れ屋根のお家も存在しています。軒がないということは、紫外線や風雨の影響を外壁が直接受けてしまい、紫外線などの影響が大きい分、劣化も早く進行してしまいます。

また、屋根が一方向にしか下りていないことから、一般的な三角形の屋根に比べると2倍以上の雨水が屋根を流れ落ちることになります。水が流れる量が増えればそれだけ劣化も進行するので、外壁だけでなく屋根も劣化しやすい形状と言えます。

片流れ屋根は、雨どいが一方向にしか取り付けられず、屋根に降り注ぐ雨水が、全て一つの雨どいに集中してしまいます。そのため、どうしても雨どいへの負担は、普通の屋根に比べて大きくなり、負担が大きくなれば、それだけ破損や不具合が生じる可能性は高くなります。

いかがでしたか？今回は家の屋根シリーズとして、最近人気の片流れ屋根について考えていきました。決して流行りの形の屋根だからという理由だけでなく、メリットやデメリットも理解した上で、最高の家づくりをして欲しいと思います。

他にも色んな種類があるので、今後もみなさんの家づくりの参考になるような発信を続けていきますね。

それでは、次回もご期待ください！

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　　　　　　　　　会場には駐車場がございません。

　　　　　　　　　ご予約をいただいたお客さまへは、事前に臨時駐車場と会場の地図をお送り致します。

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　　　　　　　　　※社会環境の変化に関する対策とお願い

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