元銀行員が明かす｜住宅ローン借入時の流れや注意点とは？｜高気密・高断熱・省エネ住宅を建てる工務店

投稿者

楢崎隆也「家学の時間」 [1475] 川尻順子「家楽の時間」 [24] 西口未羽 [87] 林直人 [135]

トピック

住まい [1656] 家族（親子・夫婦） [794] 人間関係 [719] 仕事 [1060] お金 [1237] 考え方 [1552] 知識・情報 [1661] 教育・学び [1182] 家事 [388] 食事・料理 [155] 健康・運動 [256] 趣味・遊び [312]

元銀行員が明かす｜住宅ローン借入時の流れや注意点とは？

西口未羽

こんにちは(^^♪

家づくりアシスタントの西口です！

フィックスホームは、大津市・草津市・栗東市・守山市周辺で、高気密高断熱の省エネ・エコ住宅を建てる工務店です。

家を建てるときに多くの人が活用するのが住宅ローン。
でも意外と住宅ローンの手続きの流れや、申込み前に知っておきたい注意点については知らないことが多いのではないでしょうか？

何十年と続く住宅ローンなので、ぜひ知っておいた方がいいことをご紹介します。

住宅ローンを申込む前に考えておくべきこと

まず住宅ローンを申込む前に考えていただきたいことについてお話します。

元銀行員で融資担当をしていたぐっちですが、ほとんどの方が、「住宅ローンをいくら借りることができるのか？」にフォーカスしてしまいます。
借入限度額によってこの後の計画が変わってくるので、フォーカスしてしまうのは当然です。

ですが、人生は家づくりをしてしまったら終わるわけではありません。
ライフステージによってたくさんのお金が必要になります。

人生ではお金のかかることが決まっていて、主に、結婚・保険・車・趣味・教育・住まい・介護・老後と、8つの分野があります。
この8つの分野について、あらかじめ検討しておくことをお勧めします。

・家族としてどの分野を大事にするのか？
・住まいの優先順位は、どのくらいなのか？
・どのくらいの費用を住まいにかけるのか？

これらを具体的に決めてから、事前審査をしましょう。

たとえば、家を建てた後の返済額と生活・貯金・趣味に使うお金を考えずに借入限度額いっぱいに借入してしまった場合、毎月の返済に追われ、働きづめになり、家に帰るのは寝るためだけ…となってしまえば本末転倒です。

家を建てた後の計画を立てるためにも、ご家族でしっかり話し合うことが大切です。
もし自分たちだけでは難しいと考えられるなら、プロの方にファイナンシャルプランニングしていただくことをお勧めします。

住宅ローンの流れ

金融機関や保証会社によって多少の違いはありますが、主な住宅ローンの流れとしては、

・事前審査（仮審査）
本審査の前に行われる簡易的な審査で、金融機関から求められる情報（主に申込者本人の収入や配偶者の収入、自己資金（頭金）の割合等）をもとに審査します。

・本審査（正式審査）
事前審査の承認が下りたら、次に本審査に移ります。ここで注意すべきなのが、事前審査では承認でも本審査では非承認や減額承認があるという事です。
本審査ではより詳細な資料を用いて審査が行われるため、金融機関に提出する書類も多くなります。団体信用生命保険に加入できるのかどうかの健康状態の申告も必要な場合がほとんどです。

・契約
本審査で承認が下りると金融機関と金銭消費貸借契約を結ぶことになります。同時に、担保となる土地や建物に金融機関が債権者となる抵当権の設定の契約なども行います。（住宅ローンの完済時には抵当権の設定を外します。）
もし建物がまだ未完成で抵当権の設定が行われない場合は、建物完成後に設定します。

・融資実行（お金が実際に動くことを“実行”と言います。）
融資実行では、一旦申込者本人の口座に借入金が振り込まれますが、同時に手数料や印紙代・保証会社へ支払う保証料等が引き落とされます。その後各工務店やハウスメーカーの指定する口座に振り込みます。
建物が未完成で、建物の代金は完成後に支払う場合は、一旦金融機関がその分のお金を下ろせないように設定します。

基本的に住宅ローンで借りたお金は「あまったから」や「急な入用で…」など他の理由でお金を使うことはできません。もしも余った場合は、その分をすぐに繰り上げ返済するという事になります。