マイナンバーカードを健康保険証として利用する際の最も大きなメリットは、就職・転職・引っ越しなどで、加入している公的医療保険が変わったとしても、切れ目なくずっと使えることにあります。転職などの経験のある方なら分かると思いますが、健康保険証は、公的医療保険を運営している組織が発行するため、転職などで加入する公的医療保険が変わる場合には、健康保険証も切り替えなければなりません。
また、年間の医療費が高額になると、「医療費控除」といって、税金を少なくする仕組みを利用することができます。マイナンバーカードを健康保険証として使えるようにしておくと、医療費控除の手続きが簡単になります。
医療費控除を行うには確定申告が必要で、支払った医療費の領収書をそろえなければなりませんが、それが必要なるんです。これは助かりあすよね。マイナポータルから、医療費情報を取得できるようになるので、その情報を確定申告に使うことができます。
他には、マイナンバーカードを健康保険証として使えるようにしておくと、マイナポータルから、自分の薬剤情報や特定健診情報も確認できるようになるそうです。いつもお薬手帳を忘れてしまう僕にとっては、これもメリットが大きいです。
尚、医療費情報や薬剤情報、特定健診情報を確認できたり、マイナポータルから引き出せるようになるのは、2021年10月以降の予定とのことです。