2020.06.22
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地盤の強い土地を購入して家族を守りたいとお考えの方へ

楢崎隆也「家学の時間」

こんにちゎ^^

住宅コンサルタントのならざきです!

フィックスホームは、大津市・草津市・栗東市・守山市周辺で、高気密高断熱の省エネ・エコ住宅を建てる工務店です。



家を建てるための土地探しは、予算内でさまざまな条件を比較しながら、自分たちに最適な場所を探していくとても大変な作業です。地形、方角、環境など、数多くのチェック項目のなかで最も重要視すべきなのが、「地盤の強さ」、「災害への強さ」です。

日本は世界的に見ても、自然災害の多い国です。「自分の家は大丈夫」という根拠のない希望的観測ではなく、地震や災害から大切な家族を守るためにも、「必ず起こる」という想定に立ってリスク回避を考えることが重要です。



日本は自然災害大国

日本は地震が多いというのは、国民の常識です。世界的に見ても、地震の震源地が日本列島周辺に集中しているのが分かります。



なぜこれほど日本付近に集中しているかというと、地球上を少しずつ移動しているプレートが日本列島の周りで4枚もぶつかり合っていて、地震の元になる力が蓄えられやすくなっているからだそうです。



こうしたプレート同士のぶつかりによってひずみが生じ、それに耐えられなくなったプレートが跳ね上がって起こるのが「海溝型地震」。

一方、陸のプレートのなかでひずみがたまり、岩盤の弱い部分がズレて起こるのが「断層型地震」です。今後も活動を繰り返す恐れがある断層を「活断層」と呼んでおり、日本には多くの活断層があります。



滋賀県も他人事ではない

活断層の問題は決して他人事ではなく、僕らの住む滋賀県、琵琶湖の周辺にも多くの活断層が存在しています。知らずに活断層の上に、大切なマイホームを建ててしまったとしたら・・・考えただけでもゾッとしますね。


さらに、近年進行する地球温暖化により、雨の降り方も変わってきています。普通に降る雨が減り、一度にドッと降るいわゆるゲリラ豪雨が増えているのは、皆さんも実感されているのではないでしょうか。台風の数も強度も、今後どんどん増加する傾向があると予測されています。

地震や風水害をはじめ、大雪や落雷、土砂崩れ・・・。僕らの生活を脅かす自然災害は脅威を増しています。土地選びの第一段階でしっかりと「防災」について考えなくてはならないことがよくわかります。



「よい地盤」には2つの意味がある

専門的に言うと、地盤の強弱には2つの意味があります。1つは、もともとの地形の成り立ちに起因する、そのエリア全体の地盤の強弱。たとえば、水が集まる低地や海岸沿いの埋立地は地盤が弱いとされています。自然が創りだした土地の個性と言うこともできますね。



もう1つは、具体的に建物を建てるとき、その敷地がどれぐらいの重さの建物まで支えられるかということ。これを「地耐力」と呼んでいます。一戸建ての場合、地表から5mほどの深さまでに、柔らかい地層(自沈層)がないことがポイントになります。その範囲の地耐力が3トン(1平方メートルあたり)あれば、良好な地盤と言えるでしょう。



土地を探す際は、まず前者の意味で地盤の良し悪しを1つの判断材料にします。そして、いざ建物を建てる際には、後者の「地耐力」をチェックします。ひとくちに地盤と言っても、2つの意味でチェックする必要があります。



自然の地形から地盤の特性を知る

地形の区分は、大まかに4つに分けられます。



・山地

・丘陵地

・台地(段丘)

・低地



長い年月をかけてできあがった地形にはそれぞれに個性があるため、地形から地盤の特性をおおよそ知ることができます。一般的に山地、丘陵地、台地では地盤はしっかりしていますが、傾斜が急な箇所では地滑り、斜面崩壊、土石流などが起こりやすいので注意が必要です。



一方、低地は洪水や津波の被害を受けやすく、軟らかい粘土やゆるい砂が多いので、土地に含まれる水が多く、沈下や地震の際には液状化が起こりやすいところ。



それぞれの地形には起こりやすい自然災害があり、まったく自然災害の起こらない地形というものは存在しません。その土地の傾向を知って有効な対策をとることが重要です。



「地盤沈下」で怖いのは「不同沈下」

混同されやすい「地盤沈下」と「不同沈下」ですが、この2つには大きな違いがあります。「地盤沈下」は、災害や地下水の汲み上げなど何らかの原因で、その地盤全体が下がる現象のこと。それぞれの敷地や建物がバラバラに動くのではなく、周辺道路も含めて広範囲に沈み込む現象のことを言います。



家づくりでそれよりも気をつけなければならないのは「不同沈下」。地盤が均等に沈まない不同沈下では、上に建っている建物が傾くなど、生活に大きな影響を及ぼしてしまうのです。床に置いたビー玉が1つの方向に転がったり、ドアや窓の開け閉めが難しくなり、酷い場合には外壁や基礎にひびが入ったり・・・。屋内にいると、その傾きから気分が悪くなったりしてしまうこともあります。



家族を守り安心して暮らすための土地の選び方

マイホームを建てる土地を探す際には、希望の地域を最初に決め、そのエリアのなかで、予算に合う土地を探していく方が多いと思います。ただ、地盤の個性は土地の地形によって決まる部分が多くあります。海や川に近い、山が近くに迫っているなどの自然地形は、後から動かせるものではありません。



もしも希望しているエリアが、過去に土砂崩れを起こしていた、水害が多いなどの不安点があれば、土地を探すエリア自体を考えなおすことが必要です。



順番としては、


(1)まず自然災害のリスクをチェック

(2)リスクの少ない土地のなかで、希望のエリアを決定

(3)そのエリア内で予算や条件に合う土地を探す


ということになります。



家を建ててしまったら、土地選びをやり直すことはできません。家族を守り、安心して暮らしていくためにも、交通に便利だから、生活環境がいいからと、防災面のチェックをせずに土地を購入することのないように気をつけましょう。

ぜひこちらの記事も参考にしてください。

リンク>>>草津市・栗東市でも考えておきたい防災・地震対策|コロナ時代に対応|便利ツール2位はハザードマップ、1位は・・・



★住まいづくりは望む人生を手に入れる手段です。望む人生を手に入れられないとしたら、住まいづくりが成功したとしても、意味がないと私たちは考えます。



人生は家づくりだけで考えないで下さい。私たちと共に望む人生を手に入れましょう。この記事があなたが望む人生を手に入れるお役に立てれば幸いです。




それでは、また~^^/



7月 守山市洲本地区 完成見学会のお知らせ

【リアル or WEB完成見学会】

30代のご夫婦が建てた、こだわりの平屋! 2LDK26坪の家

今回のお家は若いご夫婦が、ご自身たちにちょうど良いサイズのコンパクトな暮らしを求め、さまざまな暮らし方を検討した上で最後にたどり着いた、老後まで安心して暮らせる、お財布にも健康にも優しい家です。



建売住宅や中古住宅も考えたものの、やはり望む間取りや建物サイズなど、重視したいポイントを満たした物件は見つからなかったそうです。土地選びはご実家との距離感も含め、慎重に立地と価格、広さのバランスの取れたこの場所で決断をされました。

ご夫婦が重視したのは、耐震性や耐久性など建物に関することだけではありません。予算内で、暮らしやすく希望の叶った間取りの提案をしてくれることはもちろんのこと、数多くの住宅会社を見てまわる中で、家は建てて終わりではないからこそ、引き渡し後も、末永くお付き合いのできる住宅会社を選びたいと、雰囲気や人柄も重視したと言います。



ここ数年、滋賀でも非常に人気の高い平屋だからこそ、陽当たりや防犯、庭とのつながりや敷地の活用方法など、2階建てとは違った工夫が必要になるのも事実。


世の中が大きく変わり、住まいに健康や安全がさらに求められ、そして過ごし方には個性が光る時代になりました。家づくりで平屋が「贅沢」と言われる時代は終わりです。



ぜひこの機会に、リアル or WEB見学会でご活用ください。



■開催場所 : 滋賀県守山市洲本地区

■開催日時 : 2020年7月日(土)(日)2日間

■開催時間 : 10:00~16:00まで(雨天決行)

【予約優先制:リアルorWEB】の見学会です。



※WEBご予約の締め切りは、7月3日(金)17:00まで。



※見学会の詳細情報はコチラ



※新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、社会情勢やご予約状況により、締め切りを早めたり、見学会を中止させていただく場合がございますのでご了承ください。


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