不動産業界の仕事のやり方の特徴は、どちらかと言えば短期勝負です。情報提供をして、話しが進まなさそうと判断されれば、次の方へ紹介していきます。何人かのお客さまへ、一度に情報提供されることもあります。世界に一つしかない土地ですから、いわば早い者勝ちです。
よくあるのが不動産屋の担当者に「良い土地情報があれば教えてください。気に入ったら購入したいです」と伝える。ここまでは誰でもできます。しかしここから先が、優良物件情報を継続して手に入れることが出来る人か、そうでない人なのかが大きく異なるポイントです。
この方法で最も大切なのは、情報提供をしてくれる担当者との信頼関係とレスポンス早さですから、最新情報の提供を受けたら、仮に気に入らない情報であったとしても、早めに必ず返信をすることが非常に大事です。
すぐに返信をする人は、その後も継続してどんどん情報が集まってきます。そしていずれ条件に合った土地と巡り合うチャンスが高まってきます。
しかし逆に、受け取った情報が気に入らない、条件に合わなかったのでスルーしてしまう、返信をしないなど、反応を示さない人は、ものの数週間で最新情報の提供はストップしてしまい、最新情報はもとより、水面下で動きつつある貴重な情報は入ってこなくなります。
「情報提供するのが仕事だろ!」と、そんな声が聞こえてきそうですね。おっしゃる通り仕事です。でもその前に不動産業者も住宅会社も工務店の担当者もみんな人です。せっかく手に入れた貴重な情報ですし、貴重な情報であればあるほど売れてしまうのも早いですから、レスポンスの良い人でないと一番に情報提供はされなくなってしまいます。レスポンスの人は、必ず得をします。間違いありません。