2020.10.17
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ガルバリウムで屋根と外壁を仕上げた時のメリットとデメリットとは!?

楢崎隆也「家学の時間」

こんにちゎ^^

住宅コンサルタントのならざきです!

フィックスホームは、大津市・草津市・栗東市・守山市周辺で、高気密高断熱の省エネ・エコ住宅を建てる工務店です。



滋賀県の南部エリアを中心に、年間30棟~40棟くらいのご家族の家づくりをコンスタントにお手伝いしているフィックスホームですが、昨今、ガルバリウム鋼板製の屋根材や外壁材で仕上げたいという方が増えてきます。



ガルバリウムで屋根と外壁を仕上げた時のメリットとデメリットとは!?

確かに家のイメージは、屋根や外壁で大きく変わります。そこで今回は、最近の家づくりで使用することが増えているガルバリウム鋼板について言語化しておきたいと思います。



ガルバリウム鋼板とは?

「ガルバリウム鋼板」という言葉、住宅以外で滅多に聞くことのないフレーズです。ガルバリウムとは何かと言いますと、鋼板という文字からも想像できるように金属の板の種類です。これを仕上げ材として、屋根や外壁に使用します。



ガルバリウム以外にも鋼板製の商品はあります。聞き覚えのある言葉ですと、ブリキやトタンがあります。ガルバリウムもブリキやトタンの仲間であり、そもそも鋼板とは鉄の板のことです。〇〇鋼板とは、それを何でメッキしているかの違いになります。



ブリキは錫(すず)、トタンは亜鉛、そしてガルバリウムは亜鉛とアルミとシリコンでメッキをしています。SGLという鋼板はさらにマグネシウムを加えます。クロムは、文字通りクロムでメッキします。鉄だけだと、どんどん表面が錆びてしまうので、このようなメッキを施すことで、耐久性を高めています。



ガルバリウム誕生秘話(1)

さて、ブリキ、トタン、ガルバリウム、SGLと様々な鋼板がありますが、ガルバリウムのメリット、特性とは何なのでしょうか?



ひと言で言うと、ガルバリウムはサビに強いです。雨や風にさらされても長期間耐久できます。また金属らしい、独特な外観の美しさがあるので、シャープな建物をデザインする上で人気があります。



メッキされていないただの鉄の板は安くて入手も楽ですが、簡単に錆びてしまい、一気に弱くなってしまいます。その問題を解決するために現れたのがブリキです。サビに強い錫(すず)をメッキするとブリキになります。錫は溶接やハンダも簡単ということもメリットの一つです。塗装の色が付けやすい、金属特有の光沢という見た目が美しいということもブリキのメリットです。



今でもブリキのおもちゃが存在するのはそういった見た目の美しさも一つの理由でしょう。しかし、ブリキは柔らかいので、外から石がぶつかったり衝撃があると、簡単に鉄がむき出しになってしまい、そこからサビてしまいます。錫(すず)は値段が高いのもデメリットです。



ガルバリウム誕生秘話(2)

トタンは亜鉛でメッキします。錫は値段が高かったですが、亜鉛は高くはありませんので、コスト的なメリットがあります。建材としてコストはとても大事な要素です。特に工場などでは、いかに安くコストを抑えるかはとても重要です。



耐久性としても、トタンには「犠牲防食」という特性があります。鉄が溶ける前に、亜鉛が犠牲になって先に溶けてくれることで、鉄を守ってくれます。ただトタンは酸性、アルカリ性のどちらかになると、弱くなってしまいます。酸性雨に対してとても弱い。



そこで現れたのがガルバリウムです。使用環境にもよりますが、20年以上塗り替えなどのメンテナンスなしで使えるという耐久性の高さが特徴です。トタンにもあった「犠牲防食」がガルバリウムにもあります。「不動態皮膜」もあります。ステンレスが有名ですが、瞬時に表面に薄い被膜を作って鉄をガードしてくれる特性です。サビに強くて、長期間の耐久性に優れている材料であれるガルバリウムだからこそ、屋根材や外壁材として重宝されています。



屋根材や外壁材としてのガルバリウムのメリット、デメリットは?

屋根、外壁として優れているための条件とは、

・外観が美しいか?

・耐久性があって、塗り替えなどのコストを抑えられるか?

・導入コストが安いか?

と言ったことがありますが、ガルバリウムはどうでしょうか。



コストについては、外壁としてはガルバリウムは安くはないです。一般的によく使われるサイディングの方が安く済む場合が多いです。それでも、耐久性、塗り替えまでの期間を考えると、ガルバリウムの方が長いですので、長期的に考えるとお得とも言えます。



ただ、ガルバリウムも耐久性が高いとは言っても、永続的にメンテナンスフリーというわけではありません。さらにガルバリウムは、非常に塗装が難しいですので、値段が高くなりやすいです。



コスト面で考えると、負担が増える可能性があります。外観については、金属特有のシャープな雰囲気が好きという方もいますし、逆に倉庫やプレハブみたいで安っぽいと感じる方もいます。



またガルバリウムを縦に貼るか、横に貼るかでもかなり雰囲気が変わります。家の全体の形と合わせて考えないといけないので一概には言えませんが、ガルバリウムでしか出来ない家の雰囲気というのはあります。



最後に、近代的でシャープな雰囲気ならガルバリウム!

今回は、ガルバリウムの誕生秘話と、屋根や外壁の仕上げ材に使用した時の、メリットやデメリットについて考えてみました。いかがだったでしょうか。



屋根としては、耐久性の高さ、重量の軽さからガルバリウムは非常に人気があります。外壁としては、一般的にはサイディングの方がコストを抑えやすく、好みの柄を選びやすいということもあるので、コスト面と合わせて総合的に判断して、ガルバリウム仕上げよりサイディング仕上げの家の方が多いと思います。



やはりガルバリウムの一番のデメリットは値段です。それでも、金属系の外壁は独特の雰囲気があります。近代的、シャープな雰囲気、キューブ型の四角いデザイン、そのような外観を好む人にはオススメです。ぜひ参考にしてみてください。気になることがありましたら、気軽にお問い合わせください。



★家づくりは望む人生を手に入れる手段です。望む人生を手に入れられないとしたら、家づくりが成功したとしても、意味がないと私たちは考えます。



人生は家づくりだけで考えないで下さい。私たちと一緒に望む人生を手に入れましょう。この記事があなたの望む人生を手に入れるお役に立てれば幸いです。




それでは、また~^^/



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