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家づくり研究室

【土地選び】草津市|知って得する土地選び(2)〜土地購入までの5つのステップ〜

こんにちは。私の名はティール教授。当研究室へようこそ。今日も私の研究課題である家づくりについて話していきましょう。

希望の土地をかしこく購入するための、土地選びの5つのステップをご紹介します。このステップにしたがってじっくりと検討していけば、家族が幸せに暮らせる土地を絞り込みながら、場合によって相場より安く購入することが可能です。

土地選びに焦りは禁物。一つひとつのステップをおろそかにせず進んでいけば、きっと希望に合った土地を購入することができるでしょう。

[目次]

1. 土地選びのステップ1:土地情報の媒体を見つける

2. 土地選びのステップ2:希望の場所をピックアップ

3. 土地選びのステップ3:優先順位をつける

4. 土地選びのステップ4:資金計画を立てる

5. 土地選びのステップ5:価格交渉をする

6. 相場より安く希望の土地を購入するポイント

土地選びのステップ1:土地情報の媒体を見つける

まずは、土地の情報を集めること。土地の情報が得られる媒体には、いくつか種類があります。主なものを挙げてみましょう。

・出版社が発行している情報誌
・新聞折り込みや、ポスティングされるチラシ
・インターネットで検索   etc・・・

特に最近はインターネットを使って検索することが増えています。しかし、売主の意向などからインターネット広告不可の物件なども多く存在します。土地情報を探すなら、インターネット一辺倒など偏った媒体に頼るのではなく、その地域に住んでいる友人に聞いてみたり、自分で足を運んで空き地を探してみるなど、さまざまな方面からアプローチしてみましょう。

土地選びのステップ2:希望の場所をピックアップ

ステップ2では、ステップ1で集めた土地情報から、希望の場所をピックアップしていきます。このとき、予算より高い土地も視野に入れて探していくことがポイントです。


なぜなら、気に入った土地が見つかれば、後から土地の価格は交渉することが可能だから。そのことに気づかず、予算の範囲内の土地ばかりを探していると、いつまでたっても希望の条件に合う土地が見つからないということになるのです。

具体的には、1,000万円以上の土地であれば、200万円程度高い土地を探すのがおすすめです。価格は交渉で下がることを前提に、予算よりも1割〜2割ほど高い土地をピックアップしてみましょう。

土地選びのステップ3:優先順位をつける

ピックアップした土地を実際に見に行き、優先順位をつけていきます。ここでのポイントは、実際に見に行くこと。

・希望の間取りで建築できるのか?
・日当たりはどうか?
・通勤時間はどれくらいか?
・学校や病院、銀行、スーパーマーケットなどまでの距離は?
・造成費などがかかる土地かどうか?

これらのチェックポイントを現地に行って自分たちの目で見て、ひとつひとつ確認することが大事。できれば、朝・昼・晩の3回に分けて現場を確認することをおすすめします。昼間は賑わっていた場所が夜は薄暗くて不安になるなど、土地は見る時間によってまったく違う表情を見せるからです。
こうしてじっくり考え、もしも気に入るところがなかったら、あせらずステップ1に戻ってもう一度、土地の情報収集からやり直します。

土地選びのステップ4:資金計画を立てる

「ここだ!」と思う土地が見つかったら、家づくり全体の資金計画を立てます。ここでのポイントは、土地の購入費だけの資金計画ではなく、家の建築費、設計監理費、税金、引っ越し費用、家具の買い替え費用、ローン計画など、家づくり全体にかかるお金について総合的な資金計画を考えることです。
このときに予算がオーバーするようであれば、どの項目をどのくらい削減するのかを検討したり、購入を延期して貯金額を増やす、または親から援助を受けるなど、何らかの対策を考えます。

土地選びのステップ5:価格交渉をする

資金計画にめどがついたら、ここで仲介業者に価格交渉をしてもらいます。ここで重要なことは、「希望価格まで下がれば購入する」覚悟を持つことです。
買うかどうか悩んでいる状態では、売主も価格交渉に応じてはくれません。購入する覚悟が見えるからこそ、値下げを検討してもらえます。だからこそ、ステップ1〜4までで、しっかりと希望に合う土地かどうかを検討しておくことが大切なのです。

もし希望の価格まで下がらないようなら、妥協点を示してもらい、その価格で購入するかどうかを再検討します。このときも土地の購入費用だけでなく、家づくりにかかる総費用のなかで考えることを忘れないようにしましょう。

この方法のメリットは、希望に合う土地を相場よりも安く買えることです。
逆に欠点といえるのは、新しい分譲地など、ライバルが多い場合には向かないということ。たくさんのライバルがいる場合は、価格交渉をしようとしても、需要と供給の原理でうまくいきません。値下げを打診しても反応が返ってこない場合は、いさぎよく諦めることもひとつのコツです。

相場より安く希望の土地を購入するポイント

相場よりも安く、良い土地を買うためのポイントは、自分たちが欲しい土地はどんな土地なのかを明確にしておくこと。
近い地域内にあっても、土地の状況は千差万別です。土地の形、向き、日当り、傾斜、周囲の環境・・・ひとつとして同じ土地はありません。現地に足を運んで土地を見比べていくうちに、「日当りは重視したい」「便利で賑やかよりも静かなところがいい」など、自分たちが暮らすうえで大切にしたいポイントが見えてきます。

何が重要で何が妥協できるか、そこをはっきりと自覚することで、「この土地がほしい!」「この土地はやめておこう」といった判断が冷静にできるようになります。
ステップ5の交渉で良い結果を引き出すためにも、ステップ1〜4で手を抜かず、十分に検討しておきましょう。

さらに研究を重ねる

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